出版社 | 医学書院 | |
著者 | 様々 | |
ページ数 | 400〜800 | |
改定 | 1〜2年 | |
価格 | 5,600円〜12,000円 | |
分野 | 基礎医学 | 微生物、解剖、組織学(各論/総論)、免疫、生化学、細胞生物 |
外科 | 外科、形成外科、脳神経外科、小児外科、産婦人科 | |
マイナー | 眼科、麻酔科、精神、整形外科、泌尿器科、皮膚科、放射線 | |
その他 | 小児科、救急、臨床検査、法医学、神経、リハビリテーション 公衆衛生、腎臓、呼吸器、血液 | |
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最大手の医学出版社が発行する詳細な解説書である。基礎・臨床ともに大抵の科目をカバーし、学生レベルでは非常に詳しい。
最新版ではカラー絵図も加わっているが、基本的に赤黒2色刷りで、テキスト主体の教科書である。要所要所では図表も加わるため、完全にテキストのみというわけではない。内容としては詳細であり、丸暗記には向かず、調べ物をするときやレポート作成に適している。
完全な日本語の教科書であり、洋書の和訳ではないので自然な引用が可能である。洋書のほうが最先端の知識が入るからと進めてくる講師もいるが、これは医師になってからでよい。学生レベルでは最先端の海外発の知識よりも、確立された基本的な知識を身に着けることが重要であり、本シリーズはそれを可能としている。
本シリーズの使いどころというか使える分野は基礎医学である。特に実験のレポート作成に非常に有効であり、学生レベルのレポートではこの本を参考文献にしても差し支えないであろう。逆に、基礎医学のレポート作成以外の用途としては出番は少ない。テスト対策をこれ主体でやるとオーバーワークであり、なおかつ覚えづらい。基礎医学以外の分野では、マイナー系がお世話になることもあるかと思うが、試験対策ではまず使用しない。使用する機会としては、病院実習の際のこれまたレポート作成である。マイナー科を回った際の参考文献として使う。外科系の使用頻度はさらに落ちるが、これもレポート作成時に使う可能性はある。メジャー系、例えば呼吸器や腎臓内科、は使うことはないであろう。その証拠に、出版社自身もこの分野の改訂版を20年近く出していない。
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