概要 †
設置 | 1966年 |
起源 | 第二政治経済学部、第二法学部、第二商学部 |
偏差値 | 河合塾 | 70.0 |
駿台全国 | 61 |
定員 | 全体:630 一般450、共テ50、自己推薦50、グロ15 |
配点 | 一般 | 130点:外50、国40、地歴or数学40 |
共テ | 625点:英語125、国100、社100、数100、理100、選択100 |
HP | http://www.waseda.jp/fsss/sss/ |
過去問 |
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解説 †
- 1966年に第二政治経済学部、第二法学部、第二商学部を統合し設立された。
- 元々夜間学部としてスタートしたためか、一昔前の偏差値は低めで推移していた。
- 早稲田の中では中堅クラスの難易度。よく商学部と比較されるが、実際近年は同等程度の難易度となっている。
- 一昔前と比べると、社学の難易度が上がってきているのがわかる。しかし、就活の際の面接官となる年代の方には社学のイメージはあまり良くない。
- 80年代から90年代は早稲田の中では最も入りやすい学部であったが、2000年代以降は偏差値が上昇している。
- 比較対象となる商学部のイメージは良いため、就職のことのみを考えると少々コスパは落ちるかもしれない。
- 社学のメリットは政治・経済・経営・法律の様々な分野の中で、自分の関心の高い分野を中心に学べることであるが、器用貧乏になりやすいという欠点もある。
- 社会科学部の一般入試入学者比率は70%である。指定校推薦やAO入試、内部進学枠も少なく、30名ぐらい。スポーツ評価枠で入ってくる人はせいぜい13人〜15人。
- 2009年に昼間学部になり、以後10年間でブランド力は上昇し、大学を牽引する学部となっている。
- 2018年では、教育学部とのダブル合格では98%、人間科学部とでは80%が社学を選んでいる。参考:https://toyokeizai.net/articles/-/255738?page=2
- 1990年代の私大バブルの頃は、法政よりは上だけど、立教の上位学部よりはしたという位置づけであった。偏差値では下回っていても、それでも「早稲田に行きたい」という3割程度の受験生は社学を選んだ。残りの7割の受験生が他大に行った理由としては、就職活動における学歴差別の中で社学は採用対象外となっていた事実がある。今でこそそうした傾向はなくなりつつあるが、1990年代までは非常に学歴が重視されていたのである。この頃は、早大生とは政経・法・商・理工の学生限定のことであった。そのため、社学よりは、MARCの主要社会科学系学部生のほうが優先順位が上であった。
- この頃の社学は「どうしても早稲田に入りたい人の集まり」であり、いわゆる「バンカラ」を表現し、最も早稲田らし医学部とも言われた。
- 今の社学には「ロト6」という新しいニックネームがある。「数字選択式宝くじ」からつけられたこのあだ名には、「すべてマークシート式で、なかなか当たらなくて(合格しなくて)難しい」というプラスと、「明らかに実力不足なのに、当選(合格)してる人がいる」というマイナスのダブルミーニングがある。
−社学は、ブランド力では早稲田トップと言われる政治経済学部の次に位置する。慶應の看板学部である経済学部や法学部などとほぼ同等レベルだ。この背景として「幅広く学べる学際系学部の人気がある」とされている。
- 2009年に完全昼間学部に移行した社学では、経済学や政治学など社会科学のほか、哲学や歴史学などの人文科学、生物物理学など自然科学も学べる。英語による授業やフィールドワーク(現地学習)もある。
- 2010年の知恵袋の質問では社学は底辺でバカにされると。https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1438582964
入試 †
多くの学部との併願候補に挙がるため、非常に倍率が高くなっている。合格最低点は65%〜70%程度。
英語 †
90分50点。
長文3題、文法語法会話2題の構成となっている。難易度としては早稲田の標準レベルであるが、成語問題と会話文が難しい。
- 大問一
正誤問題10題。1問1点。難易度は高いが配点は低い。差がつかないところ。
- 大問二
会話文。こちらも難易度は高いが配点は低い。
- 大問三〜五
評論文3題。内容把握問題が大半。パラグラフリーディングが求められる。
国語 †
60分40点。
現代文1題、現古融合問題1題の構成となっている。
易しい問題が多いため、8割以上の得点が求められる。
世界史 †
- 60分40点。
- 大問4つ、設問40個程度
- 全てマークシート
- 学部の性質上、近現代史の出題頻度が高い。
- マニアックな問題が多い。悪問が多いと苦言を呈されていた過去がある。
- 2011年は特に悪問だらけであった。「全て選べ」が頻発され、多くの受験生を混乱させた。
- 2015年、2016年は比較的マシであったが、2017年に再び元の傾向に戻った。
- 山川出版社の『世界史用語集』の用語頻度…度の知識や、そもそも教科書・用語集などに記載すらない事項がいくつか見られる。
- 難易度というか、暗記科目で範囲外の知識を問うことはルール違反であると思うのだが、この難しさ?が社学の躍進の一端を担っているのではないか。やはり問題が難しい学部には優秀な人が集まりやすいと思う。
年度 | 正誤 | 年代整序 | 記号選択 | 計 |
2017 | 25 | 3 | 12 | 40 |
2016 | 24 | 3 | 13 | 40 |
2015 | 27 | 1 | 12 | 40 |
2014 | 29 | 0 | 11 | 40 |
2013 | 23 | 2 | 13 | 38 |
2012 | 24 | 3 | 13 | 40 |
数学 †
60分40点。
数学選択者にとっては易しい問題である。しかし、点数は標準化されるため、9割以上の得点が求められる。
入試結果 †
志願状況 †
- 一般
年度 | 志望 | 合格 | 倍率 |
2020 | 10,647 | 807 | 13.2 |
2019 | 10,862 | 706 | 15.4 |
2018 | 12,986 | 802 | 16.2 |
- センター利用
年度 | 志望 | 合格 | 倍率 |
2020 | 1,285 | 201 | 6.4 |
2019 | 1,555 | 253 | 6.1 |
2018 | 1,472 | 300 | 4.9 |
受験者平均点 †
年度 | 英語 | 国語 | 日本史 | 世界史 | 政治経済 | 数学 |
2020 | 22.191 | 30.603 | 21.034 | 21.812 | 25.594 | 11.67 |
2019 | 20.853 | 25.824 | 22.865 | 26.164 | 26.121 | 20.774 |
2018 | 21.784 | 23.936 | 17.231 | 23.664 | 21.404 | 13.847 |
2017 | 22.949 | 27.9 | 18.809 | 25.213 | 19.301 | 13.768 |
合格者得点 †
年度 | 満点 | 最低点 | 得点率 |
2020 | 130 | 91.36 | 70.3 |
2019 | 130 | 85.5 | 65.8 |
2018 | 130 | 82.95 | 63.8 |
2017 | 130 | 89.52 | 68.9 |
2016 | 130 | 77.1 | 59.3 |
2015 | 130 | 85.05 | 65.4 |
学生生活 †
比較的余裕が持てる学生生活となる。就職活動のことを気にせずに、例えば公務員試験一本ならば社学を選択して試験に集中するのも良い。
社会科学部はゼミが始まるのが他学部よりはやく、1年後期から
応募が始まって2年生から始まる
コメント †