概要

設置1957年
起源1890年:大学部理財科
専攻経営領域
会計領域
商業領域
経済産業領域
偏差値A65.0、B67.5
駿全A64、B62
東進71
定員全体1000
一般600:A480、B120
配点A400:英語200、数学100、社100
B400:英語200、地歴100、小論100
HPhttps://www.fbc.keio.ac.jp/
過去問

解説

  • 慶應文系の中では簡単な部類に入る。しかし、大手企業に卒業生が多く、就職は強い。
  • 学問的には経済学部と似ているが、学内での序列は経済の下に位置付けられている。
    • 経済学部が1890年の理財科に由来するのに対して、商学部の歴史は経済学部ほど古くはなく、1957年に開設されており、学部としては60年ほどの歴史となっている。

入試

  • 経済と比較すると少し難易度が下がる。
  • 国立型のA方式と私文型のB方式に分けられ、大学としては国立型の受験生を重視していると思われる。
  • 偏差値の見かけ上の数値ではB方式の方が上であるが、単に定員、科目の問題であり、実際の難易度はA方式の方が高い。
  • 経済と比較すると問題レベルは平易であるため、国立受験者が対策なしで特攻してきても合格できる。
  • 英語が得点の半分を占めるという超重要科目となる。
  • 合格者最低点はA方式70%弱、B方式75%であり、早慶の主要学部の中では最も高い。
  • 合格最低点260/400を目標とすると、英語を160/200取ってしまうとほぼ合格である。社会は問題が平易なため70/100は十分狙える。そうなると残り1科目で30/100取ればいいだけである。

英語

時間満点目標点大問小問形式
90分200点150点855程度マーク+記述10

55問中、文法系の問題が30問程度含まれており、比重が高い。長文問題は3題程度出題されるが、それぞれ500字程度であり、それほど文章量は多くない。文法小問対策が必要。
文章としては経営などの社会科学系が多い。

数学

時間満点目標点大問小問形式
70分100点75点515程度マーク+短答

ほとんどがマーク式の問題。しかし、2005年頃には記述式問題の出題歴もある。問題レベルとしては易しい。時間内に正確に解く能力が必要。

世界史

時間満点目標点大問小問形式
60分100点80点377程度マーク55+記述20+論述5
  • 設問数が多く、時事的な経済系の知識が必要とされる。
  • 問題レベルとしては易しく、8割は得点したい。
  • 全問77-79問、うち60問弱は空欄補充問題。
  • 社会経済、産業、交易系の問題が多く、文化史はほとんど出ない。

日本史

時間満点目標点大問小問形式
60分100点70点380程度マーク55+記述20+論述5
  • 世界史よりも少し難しい。
    問題数が多いため、勉強しただけ得点できる問題である。文化史が頻出であるため、重点的に対策しておきたい。
  • 土地制度史や貨幣制度史、社会経済史は毎年出題される。

論文

時間満点目標点大問小問形式
70分100点70点350程度マーク+記述
  • 小論文の勉強は不要。
  • 標準的な小論文とは異なる。選択式問題がほとんどである。
  • 選択問題のうち数的処理を要する問題が20題となっている。
  • 現代文の問題に近く、穴埋めと論述の2種類の設問がある。平均点は40点程度とのこと。
  • 格言の空欄補充問題は正答率が低い。
  • 2009年からこの形式が始まったが、商学部受験のために格言の対策をする必要はない。-計算対応の問題は取り逃さないようにしっかりと見直しをする。

入試結果

志願状況

  • A方式
    入試定員志願受験合格補欠許可受/合
    20204803,8453,5021,319982.7
    20194804,1053,6981,3441422.8
    20184804,0723,8011,257713
    20174804,1633,8571,2742413
    20164804,2293,9161,3471662.9
  • B方式
    入試定員志願受験合格補欠許可受/合
    20201202,4412,234317217
    20191202,6112,39030707.8
    20181202,9432,746301129.1
    20171203,0942,916329758.9
    20161202,9282,745351597.8

学生生活

  • 学生生活は比較的楽。そのため、サークル活動に時間を費やすことができる。

就職

  • 入試難易度に比して一般企業への就職状況は良い。商学という実学を学ぶためであると考えられる。
  • 慶應義塾大学が発表した2017年度の上位就職先企業によれば(3名以上上位20社を開示)、経済学部の就職者数は1003人、一方、商学部が839人となり、入学定員の差を考慮すると大健闘である。
    • 経済学部の三菱商事への就職者数は8人でうち2人が女性。経済学部の就職者数全体に対する三菱商事の比率は0.80%。商学部については、三井物産への就職者数は7人でうち1人が女性。先ほどと同様に三井物産の商学部の就職者数全体に占める割合をみると、0.83%。また、三菱商事への就職者数は7人でうち1人が女性。

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